さすが前駐中国大使の垂さん。テレ朝も改心したんか?いや、わからんだけや、習近平の断末魔。

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 今日はこの人を取り上げましょう。前中国大使の垂秀夫さんです。日米関係は大事ですが、日中関係もその次に実は大事ですね。私は習近平が失脚した後の外務大臣は垂さんでもええんとちゃうか、なんて思っています。グチャグチャになった「中国」大陸にどう対応するか、国益をしっかり考えられる垂さんなら安心です。

 あ、先に今日の結論を書いてしまいました。いやあ、腐っても地上波テレビ、影響は大きいですね。垂さんは二日続けて地上波(あ、どちらもテレ朝ですが)に出てはりました。一昨日(11/24)が「ワイドスクランブル」、昨日(11/25)が「報道ステーション」でした。

 実は日本のマスゴミは、とにかく高市さんの、「台湾有事」に関する答弁(ゴミはしつこく「発言」と言うてますが)を撤回させたくてしゃーないわけですね。なので、「あの『発言』は良くなかった」という部分だけを強調しようとして来ます。『アサ芸』の記事(前駐中国大使がズバリ指摘!高市発言を報じる日本メディアはなぜ「中国も痛い目にあっている」ことを報じないのか)がわかりやすいです。

垂氏は事態収束の見通しについて、
「簡単です。(『存立危機事態』に関する高市首相の)発言撤回に応じれば収まる」
 そう見解を述べ、撤回に応じなければ、
「まだまだ続く。底は見えない」
 と語った…としている。

 えっ、「撤回」?いやいや。

 確かに垂氏は前半部分ではこのように発言したが、こうも言っている。
「(訪日ツアーをキャンセルした)中国の旅行会社だってすごく痛い目にあっているが、外に出ない。なぜ日本側はこんだけ痛い目にあったということを、ワイドショーを含め一生懸命どの番組を見ても、こんなにキャンセル料が出ましたとか報道するのか。違うんじゃないか。われわれはしっかり立っていられるということを、番組としてやっていけばいい」

 おおー、これがホンマに大事な部分ですね(画像)。

 そして「報道ステーション」です。

 番組内の発言が、全部文字起こしされてるようです。昨日実施された、米中、日米のトランプさんとの電話会談の話も入っていて、めっちゃタイムリーですね。「中国」が、今回の「台湾問題発言(高市答弁)」に関して、いかに話をズラして来てるかと言うのもよくわかります。

 大越にも一応配慮?してるのか、垂さんは、高市さんに対しては、けっこう厳しそうに言うてはります。大越は、何とか、発言を撤回しなければ大変なことになる、という方向に話を持って行きたそうです。垂さんが毅然と答えてはります。

垂秀夫前駐中国大使
「そこは最終的には総理自らが決めることだと思います。この発言をされたのも総理ですし、そういう意味においては総理が責任を持っていらっしゃいますが、私個人としては絶対に撤回してはいけないと。これは国の在り方が問われているわけです。中国から圧力があれば常に日本は屈してきたという、正直申し上げて、ここ近年来の歴史がある中において、高市さん、あなたまでもかと。そういうことになっては、もう日本の対中戦略は今後10年、20年組み立てることはできなくなると私は思っています。個人としてはですね。ただ、私は一個人、国民ですから、総理ではありませんので。私は撤回すべきではないと思います」

 この後の大越との会話では、垂さんが安倍さん時代に作った「戦略的互恵関係」の語も、この先は変わっていくと言うてはりました。そして締めです。

「大越さんが言われた通りだと思います。我々にとって今後、もしこのままいった場合、つらい状況になるのは、まず米中が、もしかすれば私はそれなりの可能性が高いと思っていますが、ディールする可能性があります。そのディールの内容いかんによって、グランドパッケージでディールするのか、スモールパッケージでディールするかにもよりますけれども、米中がそれなりに近い関係に今もなりつつあるなかにおいて、それでも日本はこういう状況になって。我々はよく我々の生き方を考えないといけないという意味においてはつらいんです。ただ、それは短期的なディールなんです。我々が今求められているのは、中長期の戦略的な再構築です。その過程においては、例えばヨーロッパ、インド、オーストラリア、あるいはASEAN、このような国と、重層的な関係を構築していく必要があると思うんです。例えば今、蔡英文さんが、民間とはいえドイツに行ってシンポジウムに出て、すごい関係の状況になっています。日本の方はどうしても日中関係だけ見てますが、それはそれで大変な状況になっています。それからオーストラリア、あるいは韓国も中国から経済的威圧を受けて非常に厳しい状況がありましたが、みんな乗り越えてきました。日本はなぜ乗り越えられないのか。これはやはり我々が、我々としての国の戦略の再構築が問われているのだと思います」

 「国の戦略の再構築」、スケールがデカいですね。

 垂さんだけでも何ですから、今日(11/26)の「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 習近平の断末魔」も見ておきましょう。

 昨今の日中関係において、「中国優勢、日本劣勢」と言った報道姿勢には、ウンザリさせられる。一見強硬な中国の態度に習近平の断末魔を見ない様では、国際情勢は皆目見当が付かなくなろう。

ということなんですね。何のことはない、

 要するに、現在、中国では、かつてスターリン体制や毛沢東体制下で行われたような共産主義体制特有の大粛清の嵐が吹き荒れており、習近平側近と雖(いえど)もいつ粛清されるか分からない状態なのである。
 日中関係の悪化は中日友好を推し進めてきた幹部の粛清の好機なのだ。従って「習主席は高市総理に相当怒っている」などというニュースはフェイクと見て差し支えない。実態は国内の権力闘争なのであり、日本にとっては対岸の火事なのである。

 あはは、「対岸の火事」ですか。当たってると思いますね。日本はしっかり日本の道を行けばええんですね。しっかり高市内閣を支えて行きましょう。(画像

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コメント

  1. 費府の飛行士 より:

     今世界は大変な変革期に差し掛かっているように見えます。今世界各地で起こっていることを近視眼的に捉えてはことの本質を見失ってしまいかねないとも思います。100年以上前からグローバリズムを名目として都合の良いようにしようとしてきた人達の野望の数々がだんだん思うようにいかなくなってきているのでは。今まで闇に隠され、マスコミを使って人々をコントロールしてきたことのマジックがだんだん効き目がなくなってきた。闇に光が当たると、言われるがままに動いていた人々が立ち止まって自分の頭で考えるようになればマジックの力は弱くなるのです。その為には事実は何か?伝えられていないことは何か?と考え調べ情報共有する人達が増えることが大事です。

  2. 費府の飛行士 より:

    ハナちゃんへ:
     日航123便の墜落の原因はワタナベケンタロウさんの詳しく調べ上げられたものも感服しますが、私が引っ掛かっているのは事故の後に公開されたボイスレコーダーの一部に残されていた”オレンジ(色)”の物体の意味するもの(ミサイルでは?)、その後のNYプラザ合意による急激な円高、日本製品を民主党議員がハンマーで叩き壊し、日本の産業/金融界含め強烈なジャパンバッシングが行われ、ジャパンアズ#1から日本全体の凋落が齎されたことが繋がっていたのではなかろうかという点です。ハナちゃんの直感力は素晴らしいですね。
    コブシさんへ:<JFK殺害で誰が得をするのか?を考えた時に思い浮かぶのは「ジョンソンとあと1人名前を忘れた」の名前が出てます>:おっしゃる通りだと思います。あと一人もそうでしょうが一人と言わずあの勢力にとっては何かと都合の悪い存在であったことは確かなようです。

  3. 費府の飛行士 より:

     誤解を招かないように追記:オレンジ色のものが仮にミサイルだったとしても私はそれは自衛隊のものではなかろうと考えています。