亡国の財務省に理論はいらん。天下りに替わるエサを与えとけ。「中国」ではついに人民公社再現か?

 昨日の記事では岸田首相親子に対して「お前ら」などという失礼なタイトルを書いてしまい、申し訳ありませんでした。ここが支那・北朝鮮やったら私は即、逮捕、死刑ですね(怖)。やっぱり私は岸田さんのことがめっちゃ嫌いなんやなあ、と思いました。

 念のために再度書いておきますが、昨年末の「公邸での忘年会」については別に批判してませんよ。「法に触れるわけでもなく、公邸で何かを盗んだとかの話でもないけれど、この緊張感の無さには愕然としますね。国を治める、国政をあずかる、ということがどういうことか、まっっっったくわかってませんね。」と言いたかっただけです。

 日頃ご自分たちが生活してるところで勝手にはしゃいでても、別にええけれど、その写真が外に出たらあかんやろ、ということですね。「敵」は手ぐすね引いて待ってるんやで。脇が甘すぎるやろ、と言いたいです。ま、今さら、ですが。

 同じように私が日頃、ボロクソに貶してる「人殺し」財務省、「火事場泥棒」財務省、「ド文系東大ア呆学部卒」財務省、についても、嫌い、の上にハラが立つもんやから、つい汚い言葉で非難し続けて来ています。せやけど今日、ふと気づいたことがあります。

  今日(5/26)の「宮崎正弘の国際情勢解題」通巻第7765号で(読者の声3)で(SSA生)さんが、「ザイム真理教」(森永卓郎著、フォレスト出版)の読後感を書いてはりました。本の中で森永さんは「どうやら日本のDS(ディープステート)は財務省をトップとする行政組織であ」り、与党も野党もすっかり彼らの「催眠術」にかかっている、と書いている、と。

 然るに私は健全財政派と積極財政派のどちらの理論が正しいのかを学問的かつ政治的に論じあっても意味はないと思うようになりました。なぜなら財務省は今は健全財政体制を整えた方が自分たちの利益に繋がるからそうしているのであり、仮に積極財政体制が彼らの利益に都合がよい情勢になれば、彼らは平然と行動と言論をかえてゆくだろう。
彼らにとっては、理論などはどんなものでもいいのですから。

 あはは、理論なんかどうでもええんや(笑)。

そもそもDSなるものは「永遠」に生き続ける集団であると認識した方がよさそうです。国家は彼らにとっての「道具」にすぎず、どんな国家なろうと強かに生き延びて行くつもりだからです。

 その通りですね。国家が「道具」なんやというわけですね。どうせ財務省の官僚がそう考えてるんやったら、無駄な論争はせずに、彼らの利益になるように誘導したらええだけやん、と思いました。今ならたとえば、天下り先での将来の収入に替わるようなエサを、別に与える、ということですね。

 そしたらまた面白い話がありました。ダイレクト出版の「林建良<ルネサンス編集部>メルマガ」です。今日のタイトルは「中国、2年以内に大飢饉?」です。

 支那では2017年から「城管(城市管理執法)」システムが導入され、警察とは別に都市部の秩序を管理する人間が置かれ始めた、と。職務内容は、露天商(屋台)の取り締まり。都会では基本的に露天商は禁止されているけれど、昔から貧しい農民たちは、自分の畑で作った野菜などを持ってきて売っていたそうです。

 「城管」はそれらを取り締まると言いながら実は、露天商の商品を没収し、それを私物化するんやそうでうす。「つまり城管と言えば、非常に権限が大きく、制服を着た強盗のようなものなのです。」ひえーー。そして今回、新しく「農管」(農業総合行政執法)ができた、と。

 「農業指導」という名目で農業を免許制にする、「農産品の安全指導」という名目でニセの肥料や種子を取り締まり、トラクターなどの運転も免許制にする、「農村の環境管理」という名目で古い建物を壊して家畜を取り上げる、と。それらの仕事をそもそも農業をわかってへん若い役人が指図するわけです。そしたらそこにはキッチリ、お約束の賄賂が横行する、というわけですね(笑)。

 そしてここから先は、林建良さんの考察です。習近平はどうも「戦時体制」を作ろうとしてるようです。戦時体制下の食糧不足に備えるために、今農民が儲かる野菜ではなく、今のうちから穀物を作るように転換させようとしている、というわけです。

中国の言葉で「天高皇帝遠」というものがあります。
意味は、「農村では皇帝の存在が遠く、その影響力は自分には及ばない。」
これが中国農村の現状です。

 なるほどー。

中国農村は数千年以来、ほとんど自己管理でやってきました。
中央の権力が及ばないところだったのです。

 その農村に手を出して、変えようとして失敗したのが、毛沢東の「大躍進政策」と、人民公社やったというわけです。

壁に「タダで食べて、全力で生産する」とスローガンが書かれた、人民公社の共同食堂。wikiwand

全てを国が管理しようとした結果、誰も働かなくなり、
2,3年後に3000万人〜5000万人の餓死者を出したと言われています。

 ははあ、ついに習近平も毛沢東の失敗の轍を踏むことになりそうな情勢、つまりタイトルの「2年以内に大飢饉?」というわけです。いやあ、コワい話ですねえ。「歴史は繰り返す」んでしょうか。

 上の方で、財務省には天下り先に替わるエサを与えろ、と書きましたが、支那ではホンマに人間に与えるエサさえなくなる可能性がある、ということでしょうか。私ら日本人、備えは全然あらへんで?ホンマに岸田くん、上手いこと立ち回ってくださいよ。これから先は、国民の命がかかってるんやで、と言うておきましょう。


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コメント

  1. 自由貿易反対 より:

    今の政府はザイム官僚にエサを与えるために増税しそう。

    • 八百万の神の自由 より:

      ザイム真理教の怖さを示す動画。
      https://youtu.be/qIQQlfCVZws
      東浩紀、成田悠輔、三浦瑠璃、先崎彰容、中野信子の対談。何れもメディア御用達。
      この内、漠然と日本衰退を憂いているのが東氏のみ。
      通貨発行で、救える命や国力増強ができるにもかかわらず、その可能性さえ精査検証せず、精神論をそれっぽく語る、いわゆる識者の酔っ払いぶりに呆れる。しかも先崎氏は他所で新自由主義批判までやっていてこの有様。財政破綻論が言われ出して、もう30年ですよ…。これが現代の支配層。財務省だけの問題じゃ無い。
       お口直しに中野剛志、森永康平対談(斉藤次官の文藝春秋インタビューについて)。https://www.youtube.com/live/yu9_9fTRvWo?feature=share

  2. 波那 より:

    昨夜見つけたんですけど、要はGHQが憲法で日本に縛りをかけただけでなく、財政でも軍事にはカネを出させないようにしていた事が見つけ出されたと言う内容です。この中で述べられてる財政法を無くさなければ…と言う質疑なのに、昼行灯の鈴木財務省がピンと来てないみたい。ホンマ、この政権あかんわ。

    “【西田昌司】安倍さんは“正体”に気付いてしまった… 生きていれば間違いなく… 魂の国会質疑 参議院 財政金融委員会 日本語字幕入り!”
    https://youtu.be/vosSrgq67OQ

  3. ewkefc より:

    『亡国の財務省に理論はいらん。天下りに替わるエサを与えとけ。「中国」ではついに人民公社再現か?』に対する意見
    https://naniwakawaraban.jp/2023/05/26/%e4%ba%a1%e5%9b%bd%e3%81%ae%e8%b2%a1%e5%8b%99%e7%9c%81%e3%81%ab%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%af%e3%81%84%e3%82%89%e3%82%93%e3%80%82%e5%a4%a9%e4%b8%8b%e3%82%8a%e3%81%ab%e6%9b%bf%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%82%a8/

    >なぜなら財務省は今は健全財政体制を整えた方が自分たちの利益に繋がるからそうしているのであり、仮に積極財政体制が彼らの利益に都合がよい情勢になれば、彼らは平然と行動と言論をかえてゆくだろう。

    そもそも官僚は政治の主体者ではないのだが、知能が低い連中は一様に官僚が政治の主体者として認識し、批判の対象にしているんだよね。
    確かに、政治家の大半がお馬鹿だから政治を主導しているのが官僚のように見えてしまうのかもしれないが、官僚はあくまでも内閣を支える裏方でしかないんだよ。
    【内閣総理大臣より財務省の方が圧倒的に強い?】
    https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1867.html

    •   より:

      このewkefcという方のブログのコメント欄に投稿しようとしましたが、何を書いても
      “禁止キーワードが含まれています。”
      と表示されて、何も書き込めませんでした。(試しに”あ”とか”応援してます”とか書いてみましたがダメ)
      自分の意見だけ垂れ流して他人からの反論は一切受け付けないとか、見苦しいったらありゃしない。
      卑怯者ですね。

  4. ケンポー渡辺 より:

    財務省は先輩から繰り返し繰り返し説いて聞かされたから、財政均衡を貫いている。と、言うのが正解なようです。
    財政均衡を保っていないと先輩に怒られるからそうやっている、と今回の安倍晋三回顧録への反論にそう書いてありました。
    つまり学術的な根拠とかはなく、財政均衡が財務省のドグマだからそうやっているというのです。
    財務省とは「財政均衡を保つための省」と、いうことになります。
    日本が固定相場制だった時は、まだ財政破綻のリスクがあり、財政均衡というドグマはその時にできたようで、まだそれなりに根拠があった。
    しかしその後、日本が変動相場制になり、財政破綻のリスクがなくなってもまだこの教義が生きているということが大問題です。