ブルーリボンバッジを着けてたら裁判を受けられへん裁判所が、ホンマに大阪にあるんやで。

 私の学生時代にはいわゆる「学園紛争」は、もう下火にはなっていましたが、7回生とか8回生とかの先輩がざらにいてはって、昔話を聞かされたりしました。紛争があった頃の警察や機動隊の話とかですね。基本的には権力は悪、という考えやし、学生が逮捕されたらそれは「不当逮捕」と言うて、糾弾とか粉砕とか奪還とかのデモをやってたのを、横目で見ていたもんです。

 「不当逮捕」といえば、80人以上の逮捕者を出している関西生コン事件は、「解放新聞」などによると「不当逮捕」になるんやそうですね。いやいや、真面目に営業している他の会社を恫喝して金を取ったり倒産させたりしたらあかんやろ、というだけの話ですね。

 えらいそれたわ。今日は司法に関わる権力の話です。最近、やっぱり日本の裁判所はおかしい!とますます確信を持つようになりました。あ、弁護士の話は先日、「心ある弁護士さん、立ち上がらんかいな。日弁連は反日組織に乗っ取られてるんやで。恥ずかし。」でも書きましたけど、今日はまたフジ住宅裁判のことです。会社のホームページにも、応援する人のサイトにも、裁判長がおかしいんとちゃうか?という話が出ています。

 私は前の傍聴記でもこのことは書きましたが、この裁判の裁判長は、法廷内ではブルーリボンバッジを外せ、と言うてはるわけですね。よう考えたらめっちゃエゲツない話やなあ、と改めて思いました。フジ住宅側の「訴訟・裁判に関する当社の主張」では、被告の今井会長がブルーリボンバッジを外せ、外さないで揉めて、裁判所の職員さんから言われた様子が詳しく書かれています。

「ブルーリボンバッジをはずしていただけないと開廷できません、と裁判長が言っています」旨を告げられるので、裁判が始められなければ多くの方にご迷惑がかかると今井は判断し、やむなくバッジをはずすという一幕がありました。

 これが権力の横暴でなくて何やねん、と思いますね。「バッジを外さへんかったら開廷せえへんぞ」て、まんま恫喝やんか。このブログの記事では、法的な疑義や、今井会長の考えについてもちゃんと書いてあります。また応援サイト「『フジ住宅』を不当に訴える反日裁判と、反日思想を排す。『フジ住宅』は「ヘイト企業」ではない。」でも、詳細に当日の様子を再現してくれてはります。最後の部分では、フジ住宅のサイトでの話を受けて、

「ブルーリボンバッジを身につけているものは、日本の裁判所で裁判を受ける権利を剥奪される」、と言うような事は、この堺の法廷でも、日本国内の他のどこの法廷であっても、あってはならない事を正しく書いておられると私は思います。

 と書いてはります。ホンマや。ブルーリボンバッジを付けてたら裁判が受けられへん、みたいな話が、今の日本で現実に起こってる、ということです。これは拡散せなあかんな。そういえば私がここで時々触れている、余命ブログさんの「懲戒請求裁判」でも、最高裁でけったいな判決が出ましたね。

 懲戒請求をした一般人を、懲戒請求をされた弁護士が訴えて、結局減額はされたけれど賠償金を払わされることになったんですね。たぶん裁判所とか弁護士は、「神聖な『懲戒請求』をそんなことに使うなや」と言いたんやろな、と思いました。「高度な自治」ができているはずの弁護士会や、最高裁でさえ、自分らに都合のええように法律を解釈して、罪のない人を平気で裁いてるのがようわかりますね。恐ろしいな、権力は。

 まあ余命さんの話は長くなるのでまたにしようと思うてチェックしたら、ブログ(「余命三年時事日記」)が更新されてました。今起こっている裁判の本質の一面を、一言で書いてはりました。

和解者に謝罪させ、金を取った上に提訴とは、まさに鬼畜、法匪のなせるわざである。

 まあこの「鬼畜、法匪」たちに比べたら、フジ住宅裁判の裁判長はかわいいもんかも知れませんけどね。何べんでも言いましょう。ブルーリボンバッジを外さへんかったら裁判を開かへんというのは、職権濫用とちゃいますか?自分らの世界だけで長いこと通用してきた理屈ではもう、これからの世の中の変化には対応できませんよ、裁判長さん、弁護士さん。

【追記(同日)】
コメント欄で「傍観者」さんが、
>最高裁でさえ、自分らに都合のええように法律を解釈して、罪のない人を平気で裁いてるのがようわかりますね。
・・・・の部分は修正しといた方がいいですよと、アドバイスをくださいました。この方は恐らく法曹関係に詳しい方やと思います。

 ご親切にありがとうございます。貼り付けてくれはった産経新聞の記事を読めばわかりますが、一審地裁で弁護士要求のの55万が33万に、二審高裁でそれが11万に、そして最高裁は、双方からの上告を棄却した結果、高裁の判決が確定した、ということですね。せやからこの件については最高裁は「裁いた」のではなく棄却した、というのが正確ですね。訂正します。

 ただ、こんなしょーむない裁判、上告して来るなや、みたいな最高裁様の雰囲気はようわかりました。あと、余命裁判について言うと、この11万円が確定したことで、他にまだいくつも出されている懲戒請求裁判の控訴審、上告審が、次々と規定されていく展開になっていくんやろな、と思てます。

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ナニワの激オコおばちゃん

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