硫黄島に散華した市丸中将は、世界の腹黒さをとうに理解してた。今の政治家は全くわかってへんな。

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 毎日の暗いニュースを見ていると、世界が日本人だけやったらええのになあ、と思てしまいます。性善説でお人好し、争うことを嫌い、和を重んじる人ばっかりやったら、世界はずっと平和やのになあ、と有り得ないことを考えてしまいます。

 そう言えば先日、「宮崎正弘の国際情勢解題」通巻第7802号で(読者の声2)(費府の飛行士)さんが、アメリカ、アナポリスの海軍兵学校への見学ツアーに行き、市丸利之助少将(戦死後中将)の<ルーズベルトに與ふる書>の原本を見せてもらい、写真まで撮らせて貰えた話を投稿してはりました。

 話としては、安倍さんが2015年4月29日に米国議会で演説をして以来、「明らかに変化が生じたように感じられた」ことを書こうとしてはったようです。「変化」というのは、アメリカの一部知識人の中での変化、と私は理解しました。いつまでも「リメンバーパールハーバー」でもないやろ、ということですね。この「手紙」の話を、Wikipediaからですが、コピペさせて貰いましょう。

市丸少将は遺書としてアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトに宛てた『ルーズベルトニ与フル書』をしたため、これをハワイ生まれの日系二世三上弘文兵曹に英訳させ日本語、英語各一通を作りアメリカ軍が将校の遺体を検査することを見越してこれを村上治重大尉に渡した。村上大尉は最後の突撃の際にこれを懐中に抱いて出撃し戦死。『ルーズベルトニ与フル書』は目論見どおりアメリカ軍の手に渡り、7月11日、アメリカで新聞に掲載された。

 この市丸利之助中将自身も、苛烈を極めた硫黄島の戦いで戦死しはったんですが、遺体はまだ確認されてへんそうです。そしてその手紙の原文の一部です。

卿等ノナス所ヲ以テ見レバ、白人殊ニ「アングロ・サクソン」ヲ以テ世界ノ利益ヲ壟断セントシ、有色人種ヲ以テ、其ノ野望ノ前ニ奴隷化セントスルニ外ナラズ。
之ガ為、奸策ヲ以テ有色人種ヲ瞞着シ、所謂悪意ノ善政ヲ以テ、彼等ヲ喪心無力化セシメントス。
近世ニ至リ、日本ガ卿等ノ野望ニ抗シ、有色人種、殊ニ東洋民族ヲシテ、卿等ノ束縛ヨリ解放セント試ミルヤ、卿等ハ毫モ日本ノ真意ヲ理解セント努ムルコトナク、只管卿等ノ為ノ有害ナル存在トナシ、曾テノ友邦ヲ目スルニ仇敵野蛮人ヲ以テシ、公々然トシテ日本人種ノ絶滅ヲ呼号スルニ至ル。之、豈神意ニ叶フモノナランヤ。
大東亜戦争ニ依リ、所謂大東亜共栄圏ノ成ルヤ、所在各民族ハ、我ガ善政ヲ謳歌シ、卿等ガ今之ヲ破壊スルコトナクンバ、全世界ニ亘ル恒久的平和ノ招来、決シテ遠キニ非ズ。
卿等ハ既ニ充分ナル繁栄ニモ満足スルコトナク、数百年来ノ卿等ノ搾取ヨリ免レントスル是等憐ムベキ人類ノ希望ノ芽ヲ何ガ故ニ嫩葉ニ於テ摘ミ取ラントスルヤ。
只東洋ノ物ヲ東洋ニ帰スニ過ギザルニ非ズヤ。
卿等何スレゾ斯クノ如ク貪慾ニシテ且ツ狭量ナル。

 この部分の現代語訳です。

あなた方のすることを見れば、白人とくにアングロサクソンで世界の利益を独占しようとして、有色人種をその野望実現の前に奴隷化しようとするに他ならない。
このために卑劣な策をもって有色人種を欺き、いわゆる悪意の善政によって彼らの本心を失わせ無力化しようとしている。
近世に至り、日本があなた方の野望に抵抗して、有色人種、とくに東洋民族をあなた方の束縛から解放しようと試みたところ、あなた方は少しも日本の真意を理解しようと努めることなく、ただあなた方にとって有害な存在だとして、かつての友邦を仇敵野蛮人と見るようになり、公然と日本人種の絶滅を叫ぶようになった。これは果たして神の意思にかなうものだろうか。
大東亜戦争によっていわゆる大東亜共栄圏が成立すれば、その中の各民族は私たちの善政を謳歌し、あなた方が今これを破壊することがなければ、全世界にわたる恒久的平和の到来は決して遠くない。
あなた方はすでに十分な繁栄にも満足することなく、数百年来のあなた方の搾取から逃れようとするこれら憐れむべき人類の希望の芽をなぜ若葉のうちに摘み取ろうとするのか。
ただ東洋のものを東洋に返すに過ぎないではないか。
あなた方はどうしてこのように貪欲でしかも狭量なのか。

 この手紙の前の部分では、天皇のことにも触れてはります。日本中の学校でこれを教えたらええのになあ、と思いました。私らの日本がどういう国で、何を目指して来たんか、そして今(当時)何でこんな戦争になってるんか、が一発でわかりますね。スゴい手紙です。

 最初に書いた、アメリカ人の「変化」というのは、今や「リメンバーパールハーバー」ではなくて、実はウラで戦争を仕掛ける悪い奴らが、今も昔もおるんやということが、一部のアメリカ人にはわかって来たんとちゃうか、ということです。さすがアメリカ人、でしょうか。

写真:BEST T!MES

 まあバイデンや米民主党があそこまでインチキなことをしてたら、つまりは国境を無くして移民を入れ放題、警察を縮小して軽犯罪はやり放題、黒人が暴れ放題、なんかしてたらそりゃあわかるで、という話ですね。あっ。今アメリカで「黒人」なんて言うたら袋叩きかも知れませんね。一応、「BLM」の人たち、と言い換えておきましょう。

 その「BLM」に誰が金を出して来てたんかも、ネットでは全部バレていますね。それでも今、ファウチやゲイツや、バイデンもオバマもヒラリーも、誰も起訴、逮捕されることなく過ぎてるのは、ホンマのことを明らかにすると都合が悪い人たちが、あまりに多いから、なんですね。

 私は先日、タッカー・カールソンさんがツイッターで「TUCKER ON TWITTER」の3本目がアップされたことを書きましたが(ShortShort News @ShortShort_News)、日本のマスゴミは全く無視、ですね。産経新聞のアメリカ報道みたいに、いつまで米民主党の意に沿うことばかり書いてるつもりでしょうか。

 そしたら最初に引用した「宮崎正弘の国際情勢解題」の通巻第7803号の(読者の声6)(石川県、半ボケ)さんが、渡辺惣樹さんのYouTube動画(【そうきチャンネル】『LGBTQ運動の裏側』ジョージ・ソロスの暗躍)の「書き起こし」をしてくれてはりました。

 アメリカでは国を分断するほどの、いくつもの亀裂が生れていますが、その分断のテーマの一つが間違いなく「LGBTQ」なんですね。せやけど何でこんな無茶なアホらしい話になってるんや?というのがこの説明でようわかります。

 アメリカのLGBTQ運動には名だたる大企業がスポンサーになっている、その仕組みを作ったのがジョージ・ソロスなんやそうです。「人種」を筆頭に、あらゆる「差別」はしたらあかん、という「ヒューマンライトキャンペーン:HRC」という組織を作り、そこがCorporate Equality Index(「CEI」)という評価基準を作った、と。

 そしてグローバリストの総本山とも言える、ブラックロックに代表されるアメリカの資産運用会社に、投資の基準として、そのCEIの「点数」を採用させることにした、と。LGBTQ運動に協力すればするほど点数が上がり、投資家からの評価も上がる仕組みになっているそうです。そして2022年の「成績」が発表された、と。

これはHRCのホームページに記載されているものです。視聴者の多くに馴染みのあるAmazon、グーグル、アップルなどが、軒並みCEIスコア最高点である100点の評価を受けているのがわかります。

 ホンマにこいつら、腐ってますね。最後はカネ、の世界ですね。あーアホらし。ある意味で絶望的なんですが、一方で渡辺惣樹さんは前に、バドワイザーが不買運動にあって売上が激減してる話も発信してくれてはって、私はそれを書きました(バドワイザーもナイキも不買運動で売上激減、アメリカではLGBTQはオワコンやねんで、岸田くん。)。

 今日の動画では渡辺さんは、バドワイザーはもう袋小路に入り込んでしまった、と言うてはりました。姑息なことをするアングロサクソンは、最後には行き詰まるんや。ん?ソロスはアングロサクソン?ま、どうでもええわ、西洋人、腹黒すぎるんや。

 日本には市丸利之助さんみたいな賢い人が、ホンマは今も昔も、いっぱいいてはると思いたいです。日本人、こんなチンケな西洋人に、ええようにされてたらあかんのや。わかってるか、岸田くん!と言うておきましょう。

【文中リンク先URL】
https://www.mag2.com/m/0001689840
https://twitter.com/ShortShort_News/status/1668801583847718914
https://www.youtube.com/watch?v=CTkyYLaWwKg
https://naniwakawaraban.jp/2023/06/11/%e3%83%90%e3%83%89%e3%83%af%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%82%82%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%82%ad%e3%82%82%e4%b8%8d%e8%b2%b7%e9%81%8b%e5%8b%95%e3%81%a7%e5%a3%b2%e4%b8%8a%e6%bf%80%e6%b8%9b%e3%80%81%e3%82%a2/

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コメント

  1. 波那 より:

     硫黄島もパラオのペリリュー島もアラスカのアッツ島も、玉砕するのを覚悟で戦われた戦いの記を読むと胸が熱くなり涙が止まりません。先人方が次代に託そうと命果てても守ろうとされた日本です。国会にタムロする政治屋に日本を思う熱い気持ちが、ほんの少しでも血に流れていたら…日本がこんな事にされてしまう筈がない。
     硫黄島に行かれた時の安倍総理は靴を脱がれ滑走路で手をついて地面を見つめておられました。占領された後、米軍が累々の骨を残したまま滑走路を敷いてしまったからです。無念です。

  2. 禿げ親父 より:

    これは認知症を発症しかけている禿げた親父(老人)の胸騒ぎですが、最近世界のネットを見ているとここ一週間前から何か騒がしいと感じています。アメリカ国内やヨーロッパをはじめ中国の絡んだ台湾での噂など。7月を前に物騒なことが何か一斉に始まりそうな。
     その中でも今一番心配しているのが天皇皇后両陛下のインドネシア訪問。このタイミングはいかにもまずいのではと思っています。もし中国が台湾になだれ込んだら地理的に両陛下が地理的に逃げようのない、最悪中国の人質になってしまうリスクがあるのではと心配しています。なんとなくジョコ大統領のほほ笑みはデビルの高笑いのようにも見えてきます。とりあえずご無事に帰って来てほしいと今は願うばかりです。